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片田舎のスーパーに陳列されているケチャップが見た夢

【ネタバレ有】フリークス(怪物團)って映画を紹介してみる【ホラー?】

フリークスはどうせなら可愛い鳥になりたかった映画

こんにちは、ケチャップです。

何時ものようにアマゾンプライムビデオを探索していた所、ビックネームを発見したので視聴しました。その名も『怪物團』。いつかみたいなと思っていましたが、まさかプライムビデオにあるとは。

なんというか、すごい考えさせられる事が多い映画だったので、感想を書いていこうと思います。

 

 

フリークス(怪物團)

1932年に公開されたアメリカ映画。監督はトッド・ブラウニングさん、原作は1923年トッド・ロビンズの小説『スパーズ』。

作中に登場するフリークショーのメンバーは、当時実際に見世物小屋で活躍していたスター達。公開当時は大変物議を醸し、上映中止、上映禁止が相次いだ。

日本では同年11月に『怪物團』として公開されている。

 

あらすじ

サーカス団で働く小人症のハンスには、同じ小人症の婚約者フリーダがいる。しかし最近のハンスは、サーカス団のマドンナ、空中ブランコ乗りのクレオパトラにご執心。

クレオパトラは甘い言葉でハンスを誘惑し貢がせながら、裏では恋人のヘラクレスと一緒にハンスを馬鹿にして笑っていた。

我慢がならないフリーダは「彼の遺産が目当てならやめて」と、クレオパトラを問い詰める。ハンスは親戚から遺産を相続していた。

そんな事知らなかったクレオパトラとヘラクレスは大興奮。ハンスと結婚して亡き者にし、遺産を手に入れようと画策する。

 

感想~ネタバレ有~

嘘ではありません

まさに生きた怪物がここにいるのです

人は彼らをあざ笑いその姿に震え上がる

だがこれは貴方方にも起こり得たことです

彼らは望んでこうして生まれたわけではない

彼らには独自の掟があります

一人が怒りを感じたら全員で怒りを共有するのです

それでは皆さんこちらへどうぞ

これから皆さんが目にするのは今までで最も驚愕するであろう

生きた怪物です

引用:映画『FREAKS』

 

上記の口上から映画は始まる。

司会の男が観客を誘ったのは、会場にある囲い。その囲いの中を覗いた観客から悲鳴が上がる。司会の男は話を続ける、元々は美しい女性だった彼女が何故こうなってしまったのかを。

 

フリーダの健闘も虚しく、ハンスはクレオパトラと結婚することになった。

ハンスとクレオパトラの結婚式が執り行われ、フリークたちが集う。クレオパトラは完全に酔っぱらい、ハンスを小馬鹿にし、ヘラクレスにキスをする。

それでもフリーク達はクレオパトラを歓迎「あなたを受け入れます」そう言いながら皆でお酒を回し飲みする。

これにブチ切れたクレオパトラは「この化物が」とフリークたちを罵り、結婚式は解散となった。

 

結婚式後、ハンスは倒れる。原因は結婚式のときにのまされた毒。

取り繕うように優しく、ハンスの看病をする(ふりをして毒を飲ませようとする)クレオパトラ。結婚式の件で流石に目を覚ましたハンスは、渡された毒を飲んだふりをして捨て、仲間たちと復讐の計画を練る。

そしてついに復讐の時。

フリークスはヘラクレスとクレオパトラを襲撃する。嵐の中逃げ惑う2人を追い詰めていく。

 

ここで、シーンは映画の冒頭に戻る。

観客達が見下ろし悲鳴を上げた先にあるのは、手を焼かれ、足を切られ、鳥のように改造されたクレオパトラの姿だった。クレオパトラは、観客に向かって「ガーガー」と鳴くことしかできない。

 

時が流れ、資産家になったハンスの元にフリーダが現れる。昔のことを深く後悔するハンスを、フリーダが許しふたりは結ばれる。

 

ホラーだと思ってみたけど、雰囲気はとてもコミカルなもので勧善懲悪のハッピーエンド。ストーリーとしてはよくある復讐劇で、正直面白いものとは言えない。クレオパトラがただの馬鹿。

良くも悪くも話題になったのは、やっぱり出演者が実際に見世物小屋で活躍していた人たちだからで、それ無しでは意味のない映画だ。

私は差別主義では無いと思うし、そうなりたくないとも思う。

それでも結婚式の場面で皆で歌いながら回し飲みするシーンは、不気味に感じた。知らない宗教の、葬式に出たときに感じたのと同じ気持ち。

その他にも、嵐の中クレオパトラ達を追いかけるシーンとかも不気味で、彼らを不気味に怪物っぽく見せようとしている感じがした。

 

この映画の魅力は、ストーリーとは違う部分だと思う。

シャム双生児の姉妹の恋愛模様とか、腕と足がないおじさんが煙草に火をつけるシーンとか。腕のない女の子が、器用に足でご飯を食べたり。下半身のない笑顔イケメンが手で走るのが、すごい早いこととか。

そういったシーンが凄く魅力的に見えた。

ひげ女さんの子供が生まれた時、「将来は立派なひげ女だ」みたいなこと言ってたのは笑った。

 

念を押して言っておきたいのが、クレオパトラが馬鹿だってこと。酔っ払って自爆はない、しかも結婚式でとか早すぎ。取り繕える訳がないじゃないか馬鹿野郎。お前がちゃんと仕事すれば、もう少しストーリーが盛り上がっただろうに。

 

まとめ

ホラーではない。ホラー映画だと思って見るのを躊躇している人が居たら、安心してみてもらいたい。ただ後味に少し不気味さは残るかも。

恐る恐る見たけど、見てよかったなと思った映画でした。

見世物小屋というのは、良いものでは無いと思います。

でも彼らを見ていると、「見世物にされている」というよりは「魅せにいっている」感があって、すごくかっこいい。スターだなと思いました。

生き方を選べなかった当時と違い、現代では色々な道があります。その中の選択肢として、こういった生き方も有りなんじゃないかと思いました。

見世物小屋って言い方が良くないと思う、もっとかっこいいやつ募集中。

 

最後にハンスさんの一言

「女が指図をするんじゃない」

引用:映画『FREAKS』

ありがとうございました。

 

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