【ネタバレ有】彼方からって漫画を紹介してみる【ファンタジー】

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こんにちは、ケチャップです。

今回は『彼方から』という少女漫画を紹介しようと思います。

 

彼方から

1991年から2002年まで『LaLa』で連載された少女漫画。作者はひかわきょうこ。今流行りの異世界ファンタジー。出版白泉社、単行本全14巻、文庫版全7巻が刊行されている。

 

あらすじ

主人公の典子は、「何だか最近変な夢を見るの、なんか知らない鳥とか飛んじゃってる。」なんていう可愛らしい悩みを抱える普通の女子高生。友達と下校中にボールを追いかけ、無差別爆破事件に巻き込まれる。

 

一方その頃ある世界では、世界に災厄をもたらすと伝えられる「天上鬼」を覚醒させる「目覚め」が現れると騒ぎになっていた。「目覚め」は樹海に現れると占った占者達。各国は大きな力を持つ「天上鬼」を手に入れるため、「目覚め」を探す。

 

見たこともない樹海で目を覚ます典子、そう彼女こそが「目覚め」だった。そんな事を知る由もない典子。混乱する中彼女は、ワームの様な生き物に襲われる。それを救ってくれた長髪の青年、イザーク。言葉も通じない中頼れる人もいない典子は、イザークについて行くことにする。

 

イザークは「天上鬼」になると言われて育てられた人間だった。いつか自分を「天上鬼」にする「目覚め」を排除しようと樹海に来たのだ。しかし現れた「目覚め」は普通の少女だった。こんなはずではなかったと戸惑いながら、ノリコが言葉を覚え自立できるまで面倒を見ることにする。

 

旅をする内に2人には絆が芽生えだす。しかしノリコと一緒に居ることによって、イザークは自分の中の「天上鬼」の力が増していくことを感じる。そのためノリコと離れる道を選んだが、ノリコが危険に晒された事でまた一緒に旅をすることになる。

 

旅の中でノリコは自分が「目覚め」であり、イザークが「天上鬼」であることを知る。ノリコは自分がイザークを「天上鬼」に変えてしまう、そばに居れば迷惑をかけるとイザークから離れようとする。イザークが「そばに居てくれ」と望んだ事で、ノリコとイザークは2人で歩く決意をする。そして今までの旅で出会った人達から教えて貰った、光の道を探す旅に出る。 

 

3部くらいまでのあらすじ、続きはどうぞ漫画で。 

 

感想

絵柄が多少古いので、若い人はとっつきにくく感じるかも。しかし1度読みだすと、絵なんて気にする暇がなくなる程面白い。

何もわからない世界で次々と降りかかる問題に対し、逃げること無く「自分にできることをやる」というスタンスで乗り越えていく典子。強い力を持ったイザークに頼るだけではなく、自分で運命を掴み取ろうとする姿がとてもかっこいい。

イザークは強いが、それと同じくらいの弱さも持っている。だからこそ親しみがわき、愛おしく思えるんだろう。

でてくる登場人物たちは皆果敢で、移り変わっていく世界情勢に屈すること無く戦う。力が有る者だけでなく、それぞれが必死に生きている。

他に注目すべき点に悪役たちが居る。この漫画にでてくる悪役たちにも、それぞれ弱さが有る。寂しいさから闇に付け込まれた者や、才能という一点で自分の存在価値を計っていた者。それぞれが認められたいという気持ちでいた、向いてしまった方向が闇だったというだけなのだ。

人は何処からが悪なのか、その悪は永遠に許されてはいけないことなのか。誰かが決めた悪だという言葉だけで、誰かや何かを判断していた事が今までに無かっただろうか。そんな事を考えさせられた。

 

そんなこんなでとってもおすすめの作品です。上で書いたことじゃ全然足りない位魅力があって、読む度に新しい発見があります。気になった方は是非読んでみて下さい。

 

ありがとうございました。