恋人が逮捕されたらどうなるか

手錠ケチャップ
「俺、捕まるかもしれない。」突如告げられた恋人からの言葉。
あまりに突飛なその言葉に、私は彼の顔を見上げることしか出来ない。
その間にもノロノロと回転する脳みそ。
『冗談、かな?』『本当、だったら?』『まさか、ね。』
そんな私に追い打ちをかけるように「多分、2年は帰ってこれない。」と、彼が乾いた声で言った。
こちらを真っ直ぐに見る彼の眼が、震えたように見えた。
 
こんにちは、ケチャップです。
今回は起こってほしくない状況ですが、恋人がポリスにレリゴーしちゃった時どうなるのか、どうしたら良いのかを書いていこうと思います。
 
 
 

1:連絡が取れない

捕まる前に「捕まるかもしれない。」「今から警察行く。」などの連絡が取れた場合はラッキーだろう。そんな連絡が取れなかった場合、急に連絡がつかないという状況になる。相手の家族を知らない、共通の友だちもいない場合、捕まったということすら認識できない。もし相手がこちらの住所を知っていれば、手紙が届くかもしれない。しかし手紙を書く便箋や封筒を買うのにもお金が必要なので、『お金を持たない状況で捕まり、誰もお金を差し入れしない』などの状況になると連絡手段はゼロだ。刑務所に入って作業報奨金を貰えるまでの数ヶ月間は、何も連絡ができないということもあり得る。住所も知らない、誰かに聞く宛もない場合は自然消滅待ったなし。

 

2:どこに居るのか分からない

次に、捕まったということがわかっても、何処に勾留されているかは分からない。まずは相手が事件を起こした場所の最寄りの警察署、又は相手の住んでいる場所から近い警察署の留置管理課に行き、面会の手続きをする。もしそこに居なかったら「この方はいません。」等の事が伝えられる。電話では警察も教えることが出来ないので、実際に行ってみないとわからない。共犯がいる場合などはそれぞれ別の場所に勾留したりもするので、地元の警察署から徐々に範囲を広げて探していくしか無い。

この時入る留置所が所謂ブタ箱である。

 

3:面会が出来ない

居場所がわかっても、接見禁止といって面会できない場合がある。証拠隠滅の可能性がある場合や、共犯がいる場合だ。この場合手紙も送れない。しかし差し入れはできるので、何を入れれば良いのかわからない場合はお金を差し入れしよう。留置所では歯ブラシや歯磨き粉などを買うのにもお金が必要だ。差し入れできるもの、出来ないものは警察のホームページに書かれているので参考にしよう。

 

4:面会

面会には身分証が必要なので忘れないようにしよう。警察は「接見禁止取れましたよ。」とは教えてくれないので、毎回面会できるか確認をしたほうが良い。

面会は警察官立会いの元、小さな部屋でアクリル板ごしに行われる。よくドラマとかで見るあれ。ものは持ち込めないので気をつけよう。時間制限は警察署によって違うと思うが15分位だ。事件の話はしてはいけない、などの事はあるが普通に話をする分には問題ない。面会ができるようになれば手紙も送れるので、住所を伝えるためにも1度は送っていたほうが良い。住所は相手が拘留されている警察署の住所、宛名は相手の名前でいい。自分の住所と名前も書く。手紙の内容は警察の人に検査されるので気をつけよう。

 

5:魔の23日間

留置所に拘留されるのは長くて23日間。この間に起訴になるか、不起訴になるかが決まる。起訴になれば拘置所へ、不起訴になれば釈放される。他にも起訴猶予や略式起訴などがある。起訴猶予は証拠が足りない時に、23日を過ぎたら釈放されるというもの。新しい証拠が出たらそのときに起訴される。略式起訴は罰金刑などの軽い刑罰のときに行われる。直ぐに出てこれるが前科はつく。

 

6:拘置所に移送

起訴されたら次は拘置所に移送される、拘置所は裁判を待っている人が入る場所だ。この時『何処に移送されたかわからない』なんてことがないように、手紙のやり取りは事前にしておこう。

面会の時間が多少増える場合もある、場所によるが警備が厳重になる(金属感知器があったり、面会前に警察官の人に調べられたりする。)位で留置所とさほど違いはない。

 

7:裁判

拘置所に入って大体1月位で裁判が行われる。裁判は誰でも傍聴することができるので、行きたい方は行ってみよう。ドラマなどで聞いたこともあるかもしれないが、日本の刑事裁判の99%は有罪、検察は確実に有罪になる事件しか起訴しないからだ。

無罪になる事はほぼないので期待はしないようにしよう。裁判での判決が実刑だと刑務所に行く。執行猶予が付けば前科はつくが、釈放になる。

裁判の判決から14日後に刑が確定する、これは控訴や上告をする場合の為の期間だ。もし控訴(上告)をするならこの期間内に手続きを行う。

 

8:刑務所

刑が確定したら、次は刑務所に移送される。拘置所の時のように、手紙でやり取りをしよう。今までの面会は平日に1日1~2回程度だったが、刑務所では最初は月に2回程度。5段階の優遇区分があり、それによって面会できる回数が変わる。誰でも面会できるというわけではなく、恋人の場合は申請をやってみて通るかどうか確かめるしか無い。また手紙も、こちらが出す分は問題ないが、相手が手紙を出す回数は制限される。差し入れの内容も違ってくるので、刑務所のホームページや電話等を使い確認しよう。

 

9:釈放、又は仮釈

刑期を終えると受刑者は釈放される。釈放には刑期の満期を迎えて出てくる通常の釈放と、仮釈と言って満期より少し早めに出てこれる釈放がある。仮釈は誰でも貰えるわけでもなく、その期間も人によって様々だ。刑務所の中で懲罰などの問題を起こさなかったか、身元引受人が居るかどうか、何よりも反省しており社会に出た時また問題を起こさないかどうか。そういった条件をクリアしないといけない。身元引受人には出所の1~3ヶ月前には通知が行くが、本人にはその日付を連絡することは出来ない。

仮釈で出てきたからと言って、自由の身という訳ではない。保護観察処分といって、満期の日まで定期的に保護司さんとの面会などをしないといけない。また飲酒はしてはいけないなどの規制もある。

保護観察中に問題を起こした場合は、また刑務所に戻されることになる。満期まで何事もなく過ごせば、晴れて自由の身だ。

 

 

以上が逮捕されてから、出所するまでの流れだ。

もしもの時は参考にしてほしい。

 

ありがとうございました。